地震の多い県?少ない県?過去の大地震から絶対に知るべき事まとめ

2019年1月4日

2018年1月1日~2018年7月7日までの間で国内における震度5以上の地震がすでに8回。

南海トラフ地震が来るのでは?
首都直下型地震が来るのでは?

巷ではそんな予想がされていますが、日本には地震の来ない安全な場所はないのでしょうか。
過去の地震から地震の少ない地域、多い地域を探してみましょう。

まずは1923年以降日本で発生した震度6以上の地震を見ていきます。

日本 震央分布図
引用:気象庁震度データベース

たった約100年遡っただけで、既に地震のこない地域が見当たりません。
念のため、古代から2010年の間に発生した巨大地震を1枚の日本地図に書き込んだものを見てみましょう。

日本地震マップ
(引用:Wikipedia 地震の年表より)

上記の図は次の色付き丸で地震を現しています。

赤●・・・M7以上
青●・・・M6以下で死者の出た地震
紫●・・・M6以下で震度6以上の地震

これを見て私は確信しました。

日本に安全な場所なんてない・・・

強いて言うなら地震が少ないと言える地域は北海道の一部くらいでしょう。
(四国は地震が少なく見えるのですが、津波の被害を多く受けています)

daisaigai

~追記~
2018年9月6日北海道胆振地震が発生しました。

つまり、基本的に日本はどこにいても地震の危険があるので地震対策は必須なんです。
防災知識を身につけるために、ここ100年で起こった巨大地震から傾向と対策を学んでいきましょう。

日本で起こった巨大地震から学ぶ

次の表は1900年以降、日本において死者100人を超える被害を出した巨大な地震一覧です。

火災が原因で多くの犠牲者を出した地震は地震名を赤色表記
津波が原因で多くの犠牲者を出した地震は地震名を青色表記
それ以外(圧死など)を黒色で表記しています。

年月日 地震名 震央 マグニチュード 死者行方不明
1923年9月1日 関東大震災 神奈川県 M8程度 10万人以上
1925年5月23日 北但馬地震 兵庫県 M6.8 428人
1927年3月7日 北丹後地震 京都府 M7.3 2,925人
1930年11月26日 北伊豆地震 静岡県 M7.3 272人
1933年3月3日 昭和三陸地震 岩手県 M8.1 3,064人
1943年9月10日 鳥取地震 鳥取県 M7.2 1,083人
1944年12月7日 東南海地震 三重県 M7.9 1,223人
1945年1月13日 三河地震 愛知県 M6.8 3,432人
1946年12月21日 南海地震 和歌山県 M8.0 1,464人
1948年6月28日 福井地震 福井県 M7.1 3,769人
1960年5月23日 チリ地震津波 チリ M9.5 142人(日本のみ)
1983年5月26日 日本海中部地震 秋田県 M7.7 104人
1993年7月12日 北海道南西沖地震 北海道 M7.8 230人
1995年1月17日 阪神淡路大震災 兵庫県 M7.3 6,437人
2011年3月11日 東日本大震災 宮城県 M9.0 18,433人
2016年4月16日 熊本地震 熊本県 M7.3 267人

地震の被害の多くは火災津波、圧死の3つが原因です。
それは発生時刻や場所によって大きく変わってくるのですが、それぞれ何らかの原因があって被害が拡大しています。

逆にいうと原因を知って対策することで被害は減らせます!!

火災、津波、圧死別に対策を学んでいきましょう。

火災(火災旋風)

1923年に発生した関東大震災では、10万人を超える犠牲者のうち9万人超は火災が原因です。
そして今、30年以内の発生確率70%と言われている首都直下型地震では、最大2万3千人という死者予測のうち1万6千人が火災によるものと想定されています。

それと同時に、火災対策をすることで被害を約1/20に抑えることが可能という予測もあるのです。

では、どうすれば火災を防げるのか?
火災を『発生させない』『広げない』の2つに分けて対策を紹介していきます。

●火災を発生させないために

東日本大震災で発生した火災の原因は、半分以上が電気関係です。
家電が倒れたり、漏電したり、勝手にスイッチが入ったりして火事になるのです。
他にも避難している最中に停電から復旧して火災に繋がることだってあります。

そんな電気関係の火災を防ぐのに一番効果的なのが感震ブレーカー
感電ブレーカーは大規模な地震を察知すると自動でブレーカーを落としてくれるので、家電の転倒による火災、漏電による火災といった電気火災の大半を防ぐことが可能となっています。

ガスには標準装備されているのに、電気にはついていない装置なので自ら装着しましょう。
事業用だと数万円するのですが、一般家庭用であれば数千円で購入可能となっています。

●ロウソク

停電になった際にロウソクを使う人がいるのですが、そのロウソクが倒れて火事になるパターンがあります。
巨大地震の後は余震が続くのでロウソクを使うのは本当に危険です。
懐中電灯を購入しておきましょう。

●火を広げない

もし火が起こってしまった場合、3分以内の行動ですべてが決まります。
その初期消火に一番有効なのが消火器です。(当たり前のことですが)

しかし大半の人は買わないことだと思います・・・。
そんな人は、毛布やタオルを濡らしたものを直接火に被せましょう。
※津波の危険がある場合、天井まで燃え広がった場合などは避難を優先するようにして、判断を誤らないようにしましょう。

津波

私たち日本人は東日本大震災から津波の怖さ、避難の重要性を学びました。
(津波の怖さ、防災知識についてはこちら→大川小学校の悲劇と釜石の奇跡から学ぶ津波のこと
だからここでは、津波被害のなかでも特殊な被害を受けた地震を紹介します。

1983年5月26日 日本海中部地震 死者 104人
秋田県で発生した地震、日本海で発生した地震は津波の危険性はないという俗説を信じて避難しなかったことで被害が拡大。

1993年7月12日 北海道南西沖地震 死者 230人
北海道から非常に近い沖で発生した地震のため津波到来が早く、第一波は2分~3分、最大波が10分程度で来る地域もあった。
最大の被害を受けた奥尻島では人口の4%が犠牲となった地震。

この地震津波から学ぶことは次の2つです。

●安心だと思って過信しない
●素早く非難すること

東日本大震災のように津波が来るまで20分~30分の猶予があるとは限りません。
津波が来ないと思われる地域にいる人でも危機意識を持ち、素早く情報収集を行ったうえでより安全な場所へと避難してください。

圧死

阪神淡路大震災では建物の倒壊による被害が大半を占めました。
専門家によって地震予測がされていたにも関わらず、自治体や市民は「兵庫県は地震が少ない」と対策をしていなかったことにより被害が拡大したのです。

正直言って建物の倒壊から命を守るには、地震に強い建物に住み、家具などの危険物を固定すること以外難しいと思います。
震度7クラスの地震に襲われたとき、立つことすら難しい中で避難なんて出来っこないんです。

出来れば耐震工事をしてください、難しい方は最低限の対策として耐震ジェルやツッパリ棒で大きな物を固定して、ガラスには飛散防止フィルムを張りましょう。
100均にも耐震グッズはあるのですが、命を守るための物なのでケチらずにきっちりとした製品を購入することを進めます。

地震について一言

被害が大きくなる一番の原因は絶対的な危機意識の低さです。
過去の地震から、日本には地震の来ない安全な場所がないことが分かったと思います。

自分の身を守るために、大切な人を守るためにも地震対策を行っていきましょう。